温浴施設・薬局・デイサービスなどで広がる健康管理DXの可能性

温浴施設、道の駅、調剤薬局、デイサービス、整体院などには、利用者の健康に自然に関われる接点があります。

特に血圧計が置かれている施設では、最高血圧、最低血圧、脈拍を測定する機会があります。

ただし、多くの場合は「その場で測って終わり」になりがちです。紙に書くだけ、数値を見るだけでは、前回との差や日々の変化まで把握しにくく、せっかくの血圧データを十分に活かせません。

そこで活用できるのが、五行ドクターです。

五行ドクターは、血圧計で測定した最高血圧、最低血圧、脈拍を入力することで、健康得点、ストレス度、未病傾向、五行体調バランスを可視化する無料のWEBアプリです。

ただし、五行ドクターは医療機器ではありません。診断・治療・予防を目的としたものではなく、日々の体調変化に気づき、生活習慣やセルフケアを見直すための支援ツールです。

さらにMe-Naviと連携することで、将来的には個人の記録を施設単位、店舗単位、地域単位の健康傾向として把握し、サービス改善や健康啓発に活用できる可能性があります。

この記事では、五行ドクター+Me-Naviの活用可能性が高い5つの施設について、具体的な使い方を紹介します。

血圧計を測るだけで終わらせない|五行ドクター+Me-Naviの活用事例5選

温浴施設・スーパー銭湯での活用

最も分かりやすい活用先の一つが、温浴施設やスーパー銭湯です。

温浴施設では、入浴前後の体調確認が重要です。政府広報オンラインでも、入浴時の事故を防ぐために、脱衣所や浴室を暖めること、湯温を41度以下にすること、長湯を避けること、食後すぐや飲酒後、医薬品服用後の入浴を避けることなどが紹介されています。

こうした注意喚起と血圧測定を組み合わせれば、温浴施設の血圧計は単なる測定サービスではなく、利用者の安全意識を高める健康啓発にもつながります。

施設内に血圧計がある場合、利用者は入浴前に血圧と脈拍を測定します。その数値を五行ドクターに入力すると、健康得点、ストレス度、未病傾向、五行体調バランスを確認できます。

さらに入浴後にも測定すれば、入浴前後で自分の体調がどのように変化したかを記録できます。

実際に、温浴施設で行ったPoCでは、五行ドクターを活用した健康チェックをきっかけに、施設内レストランの利用率が約7%上がり、売上貢献にもつながった事例があります。

健康状態を見える化したあとに、食事や休憩を含めた施設内サービスへ自然に誘導できたことが一因と考えられます。

また、このPoCでは、利用者の年齢層として20代と50代が多く見られました。温浴施設というと高齢者向けの印象が強いかもしれませんが、若い世代のセルフケア、美容、リラクゼーション目的とも相性があります。

サウナ、岩盤浴、マッサージ、レストラン、健康メニューと組み合わせれば、単なる入浴施設ではなく、健康体験型の施設として差別化しやすくなります。

参考:政府広報オンライン
交通事故死の約3倍?!冬の入浴中の事故に要注意!
https://www.gov-online.go.jp/article/202111/entry-9952.html

道の駅・地域交流施設での活用

道の駅や地域交流施設も、五行ドクター+Me-Naviとの相性が高い場所です。

道の駅には、地域住民、観光客、高齢者、ドライバーなど、幅広い人が訪れます。買い物や休憩のついでに血圧を測定し、五行ドクターで体調バランスを確認できれば、道の駅を「地域の健康チェック拠点」として活用できます。

たとえば、来館者が血圧計で測定し、その数値を五行ドクターに入力します。健康得点、ストレス度、未病傾向、五行体調バランスを確認することで、自分の体調変化に気づくきっかけになります。

さらに、地域の野菜、発酵食品、健康弁当、ウォーキングコース、健康講座などと組み合わせれば、道の駅ならではの健康サービスに発展できます。

自治体と連携し、未病チェックイベント、フレイル予防講座、健康相談会などを開催することも考えられます。

Me-Naviを活用すれば、個人情報に配慮しながら、来館者全体の健康傾向を把握することも可能です。地域や年代ごとの血圧傾向、ストレス傾向、体調傾向を分析できれば、自治体の健康啓発や地域イベントにも活かせます。

調剤薬局・ドラッグストアでの活用

調剤薬局やドラッグストアには、店頭に血圧計が設置されていることがあります。

ここでも多くの場合は、利用者が血圧を測って終わりです。しかし、五行ドクターを組み合わせることで、血圧測定を健康相談やセルフケアの声かけにつなげることができます。

実際のPoCでは、薬剤師から「薬をお渡しする際に、顧客からどんな食べ物を食べたらよいかと聞かれることがしばしばある」という声がありました。

薬局では、薬の説明だけでなく、食事、運動、睡眠、生活習慣について相談される場面が少なくありません。

そこで五行ドクターを使えば、血圧・脈拍から体調バランスを確認し、東洋医学の考え方も参考にしながら、食事や運動、休養に関する一般的なセルフケア情報を案内しやすくなります。

たとえば、ストレス傾向が高い人には、休養や睡眠を意識した生活習慣の見直しを促す。

胃腸に負担が出やすい傾向が見られる人には、食べすぎや冷たい飲食物への注意を促す。

体力低下や疲労感が気になる人には、無理のない運動や日々の体調記録を提案する。

このような使い方が考えられます。

ただし、薬局やドラッグストアで活用する場合は、薬機法や医療広告規制への配慮が特に重要です。

「治る」「改善する」「予防できる」といった表現ではなく、「体調管理の参考にする」「生活習慣を見直すきっかけにする」「セルフケアの一つとして案内する」といった表現が適切です。

五行ドクターは、薬剤師や登録販売者の専門的な説明を置き換えるものではありません。来店者が自分の体調に気づき、薬局側が生活習慣に関する声かけをしやすくする補助ツールとして活用するのが現実的です。

介護予防施設・デイサービスでの活用

介護予防施設やデイサービスでは、日々の体調確認がとても重要です。

利用者は高齢者が中心であり、血圧、脈拍、疲労感、睡眠状態、食欲、気分の変化などを丁寧に見る必要があります。

厚生労働省の介護現場向け資料でも、利用者の健康状態を把握する方法として、栄養状態、食事摂取状況、定期的な体重測定、前回との比較、バイタルサイン測定などが有効とされています。バイタルサインには、体温、脈拍、血圧などが含まれます。

五行ドクターは、こうした現場の体調確認を補助するツールとして活用できます。

利用前に血圧と脈拍を測定し、五行ドクターに入力します。その結果を見ながら、健康得点、ストレス度、未病傾向、五行体調バランスを確認します。

実際の活用例では、持病のある利用者に対して、その日の体調の目安や、食事提供の参考として使われた事例があります。

たとえば、いつもより疲労感が強そうな日は、運動量を控えめにする。

血圧傾向が気になる日は、無理な活動を避ける。

胃腸の状態や食欲が気になる日は、食事内容の配慮や声かけの参考にする。

このような使い方です。

もちろん、五行ドクターは病状を判断するものではありません。病気の診断や治療方針の決定は、医師などの医療専門職が行うべきものです。

介護予防施設やデイサービスでの使い方は、あくまでも日々の体調変化に気づき、スタッフの声かけや生活支援、食事提供の参考にすることです。

Me-Naviと組み合わせれば、施設全体の利用者傾向を把握しやすくなります。フレイル予防、介護予防、運動プログラムの見直し、スタッフ間の情報共有にも活用できる可能性があります。

整体院・リラクゼーションサロンでの活用

整体院やリラクゼーションサロンでの五行ドクター活用は、現時点ではまだ具体的な導入事例はありません。

ただし、すでに鍼灸院で行われている使い方と近い形で展開できる可能性があります。

鍼灸院では、施術前に血圧を測定し、五行ドクターで体調バランスを確認したうえで、利用者のヒアリング内容と照らし合わせる活用が行われています。

整体院やリラクゼーションサロンでも、同じように施術前の体調把握に使うことができます。

施術前に血圧と脈拍を測定する。

五行ドクターに入力する。

健康得点、ストレス度、未病傾向、五行体調バランスを確認する。

肩こり、腰の違和感、睡眠不足、疲労感、ストレスなどの訴えと照らし合わせる。

この流れです。

たとえば、利用者が「最近眠りが浅い」「疲れが抜けにくい」「胃腸の調子が気になる」と話した場合、五行ドクターの結果を見ながら、施術前のカウンセリングに活用できます。

これは、施術内容を医療的に判断するものではありません。施術者の経験、利用者の訴え、身体の状態を確認する際の補助情報です。

利用者にとっては、自分の体調が画面で見えるため、施術前の説明を理解しやすくなります。

サロン側にとっては、カウンセリングの質を高め、継続来店の動機づけにもつながります。

Me-Naviと組み合わせれば、複数の利用者の傾向を把握し、季節ごとの不調感、ストレス傾向、睡眠傾向などに合わせたメニュー設計にも展開できます。

まとめ:施設にある血圧計を健康サービス資産に変える

温浴施設、道の駅、調剤薬局、デイサービス、整体院。

これらの施設に共通しているのは、利用者との接点があり、健康に関する気づきを提供しやすい場所であるという点です。

そこに血圧計があるだけでは、健康管理サービスにはなりません。

近年は、公共施設や薬局、スポーツジムなどに設置された自動血圧計を使い、利用者自身が血圧を測定する「キオスク血圧測定」という考え方も広がっています。

日本高血圧学会も、キオスク血圧測定を、医療従事者の手を借りずに公共的な場所で血圧を自己測定する行為として整理しています。

つまり、施設に設置された血圧計は、利用者が自分の体調を知るための重要な接点になり得ます。

五行ドクター+Me-Naviの活用も、この流れと同じです。

測定した数値を記録し、前回との差を見て、自分の体調変化に気づく。

その入口として五行ドクターを活用することで、血圧測定は「測って終わり」から「日々のセルフケア」へ変わります。

さらに、Me-Naviと連携することで、個人の記録を施設単位、店舗単位、地域単位の健康管理へ広げる可能性があります。

大切なのは、五行ドクターやMe-Naviを医療診断や治療判断の代わりに使わないことです。

利用者の気づき、スタッフの声かけ、生活習慣の見直し、施設サービスの質向上に活かすことが、最も現実的で安全な使い方です。

健康志向が高まる時代に、施設に置かれた血圧計は、単なる備品ではありません。

使い方次第で、利用者との関係を深め、施設の価値を高める健康サービス資産になります。

参考:日本高血圧学会
あらゆる場所での「キオスク血圧測定」を奨励する
https://www.jpnsh.jp/files/cms/816_2.pdf

関連URL

完全無料の未病を見える化するセルフチェックAPP
https://gogyou-doctor-prod.web.app/
※五行ドクターはセルフケア支援を目的としたアプリであり、医療機器ではありません。診断や治療が必要な場合は医師に相談してください。

月額500円からの健康経営クラウドMe-Navi(ミーナビ)公式サイト
https://liquiddesign.co.jp/technology-line/me-navi/

五行ドクターは、突然生まれたアプリではありません。
ソニー脈診研究所の研究を起点に、ソニー創業者 井深大、韓国の医師 白熙洙、そして五行アルゴリズムの発明者 高島充らの研究が、約35年かけて現在の仕組みへと発展してきました。
東洋医学の脈診を「測定と演算」で解析するという研究の流れをまとめた記事はこちらです。
脈診を科学する 五行ドクター開発の系譜
https://liquiddesign.co.jp/technology-line/gogyo-doctor/genealogy/

五行ドクターの背景にある技術や研究の歴史を知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。