高齢化社会のリスクを「予防」で変える。AIを利用した新健康長寿のかたち 後編

高齢化社会のリスクを「予防」で変える。AIを利用した新健康長寿のかたち 後編

前編では、日本の高齢者人口が3,619万人、高齢化率が29.4%に達し、100歳以上の高齢者も増加している現状を踏まえ、健康寿命を延ばすためには、日々のセルフチェックが重要であると整理しました。後編では、その先にある社会課題として「医療費の増加」に焦点を当てます。日本は長寿社会を実現してきましたが、平均寿命が延びる一方で、国民医療費も増え続けています。このまま医療や介護への依存が高まれば、本人、家族、地域、国全体に大きな負担がかかります。...
高齢化社会のリスクを「予防」で変える AIを利用した新健康長寿のかたち 前編

高齢化社会のリスクを「予防」で変える AIを利用した新健康長寿のかたち 前編

日本は、世界でも有数の長寿社会です。 長く生きられることは、本来とても喜ばしいことです。 しかし、長寿社会が進むほど、私たちはもう一つの課題に向き合う必要があります。 それは、「長く生きること」と「健康に自立して生きること」は、必ずしも同じではないという点です。 「日本の高齢化の現状」では、日本の高齢者人口は3,619万人、高齢化率は29.4%と示されています。また、100歳以上の高齢者も増加を続けています。 これは、日本が長寿社会として大きな成果を上げてきた証拠です。...
スポーツジムの血圧測定は意味がない?放置される健康データの活用法

スポーツジムの血圧測定は意味がない?放置される健康データの活用法

ジムにある血圧計は「使われていないデータ装置」 多くのスポーツジムやフィットネスクラブには血圧測定器が設置されています。 しかし実態を見ると、 ・その場で数値を見るだけ・紙に手書きで記録するだけ・継続的に管理されない という状態がほとんどです。 つまり、血圧は「測って終わり」のデータになっています。 一方で、体組成計(BMI測定装置)は、 ・プリンターで結果を出力・アプリ連携・履歴管理 といった仕組みが整っています。 ここに大きな矛盾があります。 本来、 ・BMI → 長期的な体型変化・血圧 → 日々の体調変化 を見る指標です。...
人間ドックで「異常なし」でも安心できない理由:健康診断の盲点は?

人間ドックで「異常なし」でも安心できない理由:健康診断の盲点は?

まずは、こちらのX投稿に注目してください。 Xユーザーの高須克弥さん: 「松浦さんにアドバイスします。僕は人間ドックをやめました。 人間ドックでの「異常なし」は検査した項目に異常がないということにすぎません。 人間ドックで長期間癌の原因となる沢山の放射線被曝を受けてきました。 僕の癌の原因はこれが原因であると確信しています。」 / X この発言を読んで、どう感じたでしょうか。 少し極端に聞こえるかもしれません。しかし、「異常なし」の意味を考えるうえでは、非常に重要な視点が含まれています。 多くの人は、 「異常なし=健康」...
未病を数値で読む⑩ プレゼンティーズムは数値化できるのか

未病を数値で読む⑩ プレゼンティーズムは数値化できるのか

「出勤はしているのに、なぜか仕事が進まない」「ミスは増えていないが、効率が落ちている気がする」 こうした状態は、多くの職場で見られます。 しかし、 ・欠勤していない・大きなトラブルは起きていない・評価にも問題は出ていない という理由から、問題として扱われることはほとんどありません。 この見えにくい状態こそが、 プレゼンティーズムです。 プレゼンティーズムとは何か プレゼンティーズムとは、 出勤しているにもかかわらず、体調不良や不調によってパフォーマンスが低下している状態を指します。 欠勤とは違い、...