個人のセルフチェックから、企業の健康経営へ。35年以上続く研究が次のステージへ
これまで私たちは、無料WEBアプリ「五行ドクター」を通じて、血圧や脈拍を日々の体調を振り返るきっかけとして活用する仕組みを提供してきました。そして今、その仕組みを個人のセルフチェックだけで終わらせず、企業や組織の健康管理にも活用するための新しいサービスを準備しています。
振り返れば、企業向けサービスへの構想は、2022年に実証実験用アプリ「Ketsuatu Plus」を開発した頃から少しずつ形になってきました。そこから約4年。実証や改良を重ね、ようやく企業・施設向けの健康管理サービスとして発表できる段階まで来ました。
正式発表は未定ですが、2026年9月中を予定しています。今回はその前に、なぜ私たちがこのサービスをつくったのか、その背景だけを少しご紹介します。具体的な料金、企業向け機能、今後の展開については、正式リリースまであと少しお待ちください。

血圧測定を「病院へ行くための数値」だけでなく、日常のセルフチェックの入口へ
健康診断だけで、社員の「今日」はわかるのか
企業では、健康診断やストレスチェックなどを通じて、従業員の健康管理が行われています。もちろん、これらは企業の健康経営に欠かせない重要な仕組みです。
しかし、私たちが長年ヘルスケア分野の技術開発に携わる中で感じてきたのは、
「健康診断と次の健康診断の間は、どうするのか」
という課題でした。
人の体調は1年に1度だけ変化するものではありません。
仕事が忙しかった日、睡眠不足が続いた週、少し疲れがたまっている時期など、コンディションは毎日の生活の中で変化しています。
それでも、多くの人は多少の不調があっても普段どおり出勤し、仕事を続けます。
外から見れば「普通に働いている」。
しかし本人は、
「今日は少し集中できない」
「最近、疲れが抜けにくい」
「なんとなく仕事の調子が上がらない」
と感じていることがあります。
こうした、出勤していても健康上の理由などから本来のパフォーマンスを十分に発揮しにくい状態は、「プレゼンティーズム」という健康経営上の課題とも関連しています。
だからこそ、これからの企業健康管理には、年1回の健康診断や定期的なストレスチェックに加えて、「日常のコンディションに気づく」という視点も必要なのではないか。
この考えが、今回の新サービス開発の出発点になりました。
すでにある血圧計を、もっと日常の健康管理に活かせないか
そこで私たちが改めて注目したのが「血圧」です。
血圧計は、多くの家庭や職場ですでに使われています。
新しい専用機器やウェアラブル端末を購入してもらうのではなく、今ある血圧計とスマートフォンを活用できれば、企業側の導入負担を抑えながら日常的な健康管理を始められるのではないかと考えました。
その基盤となるのが、五行ドクターです。
五行ドクターでは、市販の血圧計で測定した
・最高血圧
・最低血圧
・脈拍
の3つをスマートフォンから入力します。
入力後は、健康得点、血圧傾向、ストレス度、五行体調バランスなどを、日々のセルフチェックの参考情報として確認できます。さらに、測定結果を履歴として残すことで、
「今日はどうだったか」
だけでなく、
「最近、自分の状態はどう変化しているのか」
を振り返ることができます。
血圧測定を「数字を確認して終わり」にするのではなく、自分のコンディションを見直す習慣へ。
この考え方を企業の健康管理にも広げようとしているのが、今回の取り組みです。

五行ドクターでは、日々の結果と測定履歴をスマートフォンで確認
個人が見る健康情報を、企業の健康づくりへ
今回、私たちが新しく取り組んだのは、ここから先です。
これまで五行ドクターでは、利用者自身が自分の結果を確認していました。
では、その日々のセルフチェックを、企業の健康経営にも役立てることはできないか。
会社全体ではどのような傾向があるのか。
部署による違いはあるのか。
最近、状態の変化が大きい人はいないか。
健康面で声をかけるきっかけを、もっと見つけやすくできないか。
こうした課題を、人事・総務などの管理者が分かりやすく確認できる仕組みを開発しました。
それが、今回正式発表する健康経営クラウド「Me-Navi」です。
従業員はスマートフォンから五行ドクターを利用し、企業側はMe-Naviの管理画面から組織全体の健康傾向や変化を確認する。
つまり、
「個人が自分を見る五行ドクター」
と
「企業が組織を見るMe-Navi」
をつなぐ仕組みです。
もちろん、Me-Naviは健康診断や法定ストレスチェックを置き換えるものではありません。また、病気を診断する医療機器でもありません。
既存の健康管理制度に、日常的なセルフチェックという新しい視点を加え、企業が従業員の健康づくりを支援しやすくする。
それがMe-Naviの役割です。

企業側では、組織全体の健康傾向や変化を管理画面から確認
35年以上続いてきた研究が、次のステージへ
五行ドクターは、突然生まれたアプリではありません。
その背景には、約35年にわたる脈波・循環状態に関する研究と技術の継承があります。
研究から始まり、脈診を測定と演算によって表現する技術へ。
その技術はやがて、血圧計とスマートフォンを使って誰でも利用できるセルフチェックサービス「五行ドクター」へと発展しました。
そして今回、さらに次の段階へ進みます。
これまでは、
「個人が自分の変化を見る」
ことが中心でした。
これからは、
「企業が組織全体の傾向を見る」
という視点を加えます。
個人のセルフケアと企業の健康経営をつなぐことで、これまでの技術がどのような新しい価値を生み出せるのか。
私たち自身も、これから実際の企業や施設で利用していただきながら、その可能性を確かめ、サービスを育てていきたいと考えています。

研究の原点から五行ドクター製品化まで、約35年の技術の系譜
9月X日、正式発表します
ここまで読んで、
「企業側では具体的に何が見えるのか」
「従業員はどのように利用するのか」
「導入にはどのくらい費用がかかるのか」
「既存の健康管理クラウドとは何が違うのか」
と思われた方もいるかもしれません。
その答えは、9月の正式リリースで詳しくお知らせします。
正式発表では、
・実際の五行ドクター/Me-Naviの画面
・従業員と管理者それぞれの利用方法
・企業向けの主な機能
・料金体系
・既存サービスとの違い
・今後の事業展開
なども公開する予定です。
五行ドクターからMe-Naviへ。
個人のセルフチェックから、企業の健康経営へ。
約35年にわたり受け継がれてきた技術が、また一つ新しい形になります。
正式発表まで、もう少しだけお待ちください。
※五行ドクターおよびMe-Naviは、セルフケアおよび健康経営支援を目的としたサービスであり、医療機器ではありません。病気の診断・治療を目的とするものではなく、表示内容は日々の体調変化に気づくための参考情報です。
【お問い合わせ先】
株式会社リキッド・デザイン・システムズ Me-Navi営業部
Email:info@liquiddesign.co.jp

