最近、全国各地で体に感じる地震や、速報で知らされる地震が相次いでいます。
「また揺れた」「最近多いのではないか」と感じながらも、最終的には
「地震は予測できないものだから仕方がない」
そう受け止めている方も少なくないのではないでしょうか。

実際、現在の科学技術では、AIを含めたいかなる手法を用いても、
「いつ・どこで・どのくらいの規模の地震が起きるか」を高精度に特定する地震予知は不可能とされています。
地震発生の直前に必ず現れる共通現象が科学的に確立されておらず、地下深部を直接観測できないという構造的な制約があるためです。
そのため、公的機関が行っているのも、長期的な発生確率の評価や、異常が観測された際の注意喚起といった「予測」や「情報提供」にとどまっています。

一方で、こうした前提を踏まえたうえでも、
「地震の発生前に、地下では何らかの物理的変化が起きているのではないか」
という問いに対し、長年にわたり実測データで向き合い続けてきた研究があります。
それが、高島式地震予知法です。

本記事では、2025年12月7日から14日にかけて観測された前兆波の記録と、その後に実際に発生した地震の結果、さらに学術発表の内容をもとに、高島式地震予知の現在地を整理してお伝えします。

2025年12月21日、Earthquake Prediction Society of Japan(地震予知学会)において、高島本人による学術発表が行われました。
民間による地震予知手法が学術の場で正式に取り上げられ、前兆波観測データと実際の地震発生との対応関係が示された点は、注目を集めました。

埼玉県南部・鈴谷観測所の前兆波観測

2025年12月7日から14日にかけて、埼玉県南部鈴谷観測所では2つの前兆波が観測されました。

1つ目は、12月9日14時18分に記録された前兆波です。
持続時間は50秒、主な周波数は18.8Hzおよび15.8Hz、最大振幅は28mV p-pでした。
この波形解析から、12月16日前後を中心にM4クラスの地震が発生する可能性が示されました。
周波数が比較的高めであったため、仮に地震が発生した場合でも、観測地点周辺の揺れは震度2程度と評価されています。

2つ目は、12月11日16時52分に観測された前兆波です。
持続時間は55秒、12.2Hzと10.5Hzを主成分とし、最大振幅は23mV p-pでした。
このデータからは、12月18日前後、鈴谷から150km以内でM3〜4クラスの地震が想定され、局地的な揺れは震度1未満と解析されました。

これらの情報は、「地震が起きるかどうか」を断定するものではありませんが、
「地震が起きやすい期間」と「想定される規模感」を事前に把握するための判断材料として位置づけられます。

仙台観測所と実地震の一致

さらに重要な結果が、仙台観測所で得られています。
12月10日、ほぼ連続する形で2つの前兆波が観測されました。

16時54分と17時24分に記録されたこれらの波形は、合計持続時間78秒に達し、周波数帯はいずれも10〜11Hz付近で安定していました。

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解析の結果、12月17日前後に仙台から150km以内でM3〜4クラスの地震が発生する可能性が高いと判断されました。

その後、12月16日、宮城県沖でM4.4の地震が実際に発生しています。
発生時期、震源距離、規模はいずれも解析結果の想定範囲内に収まり、前兆波観測と実地震との整合性が確認されました。

高島式地震予知法の考え方

高島式地震予知法の特徴は、地面の揺れを直接測るのではなく、建物内部の共振現象を利用して微弱な振動を大きく増幅し、観測する点にあります。
アコースティック楽器と同様の原理を応用し、地面から伝わる微振動を1000倍以上に増強することで、通常はノイズに埋もれてしまう前兆波を捉えます。

この方法により、地震発生前に地下で進行すると考えられている「破壊核形成信号」を観測対象としています。
本技術は日本国内で特許(特許第6995381号)を取得しており、理論だけでなく、実測データの蓄積と検証を重ねながら研究が進められてきました。

また、プレート構造の違いによって、前兆波検出から地震発生までの時間軸が異なる点も整理されています。
太平洋プレート型の地震ではおおむね15日以内、フィリピン海プレート型では45日以内に地震が発生する傾向が確認されています。

まとめ:AIでは難しい領域に、実測で迫る試み

AIをはじめとする現代の解析技術をもってしても、地震をピンポイントで予知することが難しい理由は、地震現象が極めて複雑であり、十分な学習データや再現性のある前提条件を得ることが困難である点にあります。
そのため、現在の防災は「起きてから知らせる」「長期確率を示す」仕組みが中心となっています。

そのような状況の中で、高島式地震予知法は、統計的推定やAIモデルに依存するのではなく、前兆波という微弱な物理現象を実測し、その後に発生した地震との対応関係を一件ずつ検証するという地道なアプローチを取り続けてきました。
長年の観測と検証の積み重ねにより、これまでの解析結果では、結果的に80%を超える的中率が確認されています。

これは「地震を完全に言い当てる」ことを意味するものではありませんが、地震が発生しやすい時期や規模感を、実測データに基づいて事前に整理できる可能性が示されている点で、一般的な長期予測や注意情報とは異なる位置づけにあります。

【関連リンク】
◎ 高島式地震予知の解説記事一覧:https://liquiddesign.co.jp/category/blog/earthquake/
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