ハザードマップは確認しましたか?

4月の新年度を前に、「自分の住む地域の地震リスク」を改めて確認する動きが広がっています。

日本気象協会(tenki.jp)が公開した直近1週間の地震活動まとめは、最近もっとも読まれた記事の一つとなり、SNSでも「ハザードマップを確認しておこう」という投稿が多くシェアされています。

日本は世界でも有数の地震多発国ですが、日常生活の中で常に地震を意識している人は多くありません。

しかし実際には

・自宅周辺の活断層
・液状化リスク
・避難場所

などを把握しているかどうかで、災害時の行動は大きく変わります。

自宅周辺の地震・津波・洪水などのハザード情報は、国土地理院の「重ねるハザードマップ」で確認できます。

ハザードマップポータルサイト

こうした防災意識の高まりの背景には、最近の地震活動の小さな変化があります。

本稿では、2026年3月前半に観測された前兆波解析と、その後に実際に発生した地震との関係を整理します。

2026年3月前半の前兆波観測と地震発生結果

埼玉県南部観測点での前兆波と地震発生

まず、埼玉県南部(鈴谷観測点)で観測された前兆波です。

3月4日観測の前兆波

3月4日10時52分、以下の特徴を持つ前兆波が観測されました。

・持続時間:約70秒
・周波数:11.5Hz / 10.2Hz
・最大振幅:36mVp-p

この信号を高島式地震予知で解析すると、
発生予想:3月11日±5日 震源距離:150km以内 規模:M3~4

と推定されました。

その結果、
3月15日 東京都23区 M2.9(深さ60km)


の地震が発生しており、観測結果との整合性からみて、この前兆波に対応する可能性が高いと考えられます。

3月5日観測の前兆波

続いて翌日の観測です。

3月5日14時32分に次の前兆波が観測されました。

・持続時間:115秒
・周波数:12.2Hz / 9.8Hz
・最大振幅:66mVp-p

この信号を高島式地震予知で解析すると、

発生予想:3月12日±5日 震源距離:150km以内 規模:M4クラス

と推定されました。

その後、

3月15日 群馬県南部 M4.4(深さ80km)

の地震が発生しています。

3月15日 群馬県南部 M4.4(深さ80km)


観測結果との整合性からみて、この地震の前兆波であった可能性が高いと考えられます。

仙台観測点の解析結果

東北地方の活動を確認するため、仙台観測点でも解析を行いました。

3月9日~15日の間に、2回の前兆波が観測されています。

3月10日の前兆波

3月10日16時24分

・持続時間:92秒
・周波数:12.3Hz / 9.9Hz
・最大振幅:42mVp-p

この信号を高島式地震予知で解析すると、

発生予想:317±5
震源距離:150km以内
規模:M34

仙台での揺れは震度1~2程度と推定されています。

3月13日の前兆波

3月13日9時35分

・持続時間:91秒
・周波数:11.2Hz / 10.1Hz
・最大振幅:19mVp-p

この信号を高島式地震予知で解析すると、

発生予想:320±5
規模:M34

震源位置は現時点では特定できていませんが、仙台周辺での小規模地震が想定されます。

前兆波観測とは何か

この観測では、地震発生前に現れると考えられる微弱な振動信号を解析しています。

観測装置では、室内の共振周波数を利用して地面から伝わる微振動を増幅し、通常では検出が難しい信号を捉えます。
これはアコースティック楽器の共鳴原理に近い方法で、微小な振動を1000倍以上に増強して観測する仕組みです。

理論的には、地震発生前に岩盤内部で「破壊核形成」と呼ばれる過程が始まり、その際に特徴的な微振動が発生すると考えられています。

この信号を検出することで、地震発生までの時間や規模を推定する研究が進められています。

今回の総合評価

2026年3月前半の観測では

・関東圏:M3~4クラスの活動
・群馬県南部:M4クラス地震
・東北周辺:小規模活動

という複数の活動が確認されています。

現時点では
巨大地震を示唆する決定的信号は観測されていません。

しかし、関東から東北にかけての広い範囲で小規模地震活動が散発的に増えている可能性は否定できません。

最後に

地震予測はまだ研究段階の分野です。
しかし、本当に重要なのは「予測が当たるかどうか」ではありません。

大切なのは、地震が起きたときに自分がどう行動できるかです。

そのために、今すぐできる最も簡単で効果の高い準備が ハザードマップの確認です。

ハザードマップを見ると、
・自宅がどの断層の近くにあるのか
・液状化の可能性がある地域か
・地震による建物倒壊の危険度
・津波や洪水などの複合災害リスク
・最寄りの避難所や避難ルート

といった情報を、地図上で一目で確認できます。

国土地理院が公開している「重ねるハザードマップ」では、
自宅の住所を入力するだけで、これらのリスクを簡単に確認できます。

ハザードマップポータルサイト

自宅周辺のリスクを知っているかどうかで、災害時の行動は大きく変わります。
ぜひ一度、自宅周辺のハザードマップを確認してみてください。

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技術提供・共同研究・実証実験のご相談を受け付けています。

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