2026年5月、世界では再び中東情勢の緊張が高まり、原油価格の乱高下が続いています。

特にホルムズ海峡リスクが意識され始めたことで、日本国内でも「ガソリン価格」「物流コスト」「電気料金」などへの影響が懸念されています。

実際、日本は原油輸入の大部分を中東地域に依存しており、エネルギー問題はそのまま日本経済全体へ直結します。

一方で、こうしたエネルギー問題が注目されるタイミングでは、なぜか「地震」や「火山活動」への関心も同時に高まる傾向があります。

東日本大震災でも、震災後に製油所火災や物流停止が発生し、日本経済へ大きな影響を与えました。

つまり現在の日本は、

・原油高騰リスク
・物流コスト上昇
・地震リスク
・インフラ不安

が同時に重なり始めている状況とも言えます。

こうした中、2026年5月18日〜26日にかけて、埼玉県南部・鈴谷観測点および仙台観測点で前兆波解析を実施しました。

今回は、その最新解析結果を紹介します。

中東情勢と原油高騰の裏で進む日本列島の地殻変動-5月の前兆波解析結果

5月18日〜26日の鈴谷観測点解析結果

埼玉県南部・鈴谷観測点では、5月18日〜20日にかけて合計3回の前兆波が観測されました。

① 5月18日 13時58分

・総持続時間:108秒
・周波数:12.4Hz / 11.5Hz
・最大振幅:48mVp-p

解析結果:

地震発生予想日:5月25日±5日
・発生確率:80%
・震源地:鈴谷より150km以内
・想定規模:M4クラス
・鈴谷の想定揺れ:震度1〜2

② 5月19日 10時57分

・持続時間:39秒
・周波数:12.9Hz / 10.7Hz
・最大振幅:26mVp-p

解析結果:

地震発生予想日:5月26日±5日
・発生確率:80%
・震源地:鈴谷より150km以内
・想定規模:M3〜4

③ 5月20日 14時32分

・総持続時間:136秒
・周波数:12.0Hz / 10.3Hz
・最大振幅:98mVp-p

解析結果:

地震発生予想日:5月27日±5日
・発生確率:80%
・震源地:鈴谷より150km以内
・想定規模:M4クラス
・鈴谷の想定揺れ:震度3程度

今回の特徴は、短期間に3回連続で前兆波が観測されている点です。

特に5月20日の信号は、最大98mVp-pと比較的大きな値を示しており、継続的な地殻活動変化の可能性が考えられます。

仙台観測点では実際に地震発生

仙台観測点では、5月20日に前兆波が観測されました。

観測内容:

・持続時間:67秒
・周波数:12.1Hz / 11.6Hz
・最大振幅:38mVp-p

解析結果:

地震発生予想日:5月27日±5日
・震源地:仙台より150km以内
・想定規模:M3〜4

その後、5月24日に宮城県沖M3.9の地震が実際に発生しています。

今回のように、

・前兆波観測
・解析
・実地震との照合

を繰り返すことで、観測データの蓄積が進められています。

なぜ今、地震観測データが重要なのか

近年、日本では「南海トラフ地震」「首都直下地震」などの長期予測が繰り返し報道されています。

しかし実際には、多くの人が本当に危機感を持つのは、

・ガソリン価格上昇
・物流停止
・停電
・食品価格高騰

など、「生活への直接影響」が見え始めた時です。

東日本大震災でも、

・製油所火災
・サプライチェーン停止
・物流網混乱

が発生し、日本経済へ大きな影響を与えました。

つまり地震問題は、単なる自然災害ではなく、

「エネルギー」
「物流」
「経済」
「企業BCP」

とも密接につながっています。

特に現在のように、中東情勢による原油高騰リスクが重なる局面では、企業側でも「災害時にどう事業を継続するか」がより重要になっています。

微振動解析技術の今後

今回の解析でも使用されているのが、部屋の共振現象を利用して微細振動を増幅観測する技術です。

この技術では、建物空間内のわずかな振動変化を継続的に観測し、地殻変動との関連性を解析しています。

また、このような微振動解析技術は、

・地震観測
・建物異常検知
・設備監視
・インフラ保全
・環境変動モニタリング

などへの応用可能性もあります。

今後も観測データを継続的に蓄積しながら、実際の地震発生との照合を進めていく予定です。

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