結論:毎日服用していた時期より髪は少し薄く、血圧は140~150台から120台へ

AGA治療を始めてから約1年4か月が経過しました。簡単に自己紹介しますと、継続記録しているは60代男性で、本BLOGの筆者です。治療開始から約1年後、薄毛は相当改善できたので、それまで1日1回だったAGA治療薬の服用頻度を2日に1回へ変更しました。

しかし、再度変化がありました。変更後、約3か月が経った頃から、頭頂部は1日1回服用していた時期と比べて「少し薄くなった」と感じるようになりました。一方、最高血圧は以前140~150mmHg台の記録が多かったのに対し、現在は120mmHg台の記録が増えています。

ただし、この2つの変化に因果関係があるとは言えません。AGA治療薬の種類や用量、血圧、生活習慣など複数の要因が関係するためです。本記事は筆者1人の実測・経過記録であり、「2日に1回の服用」を推奨するものではありません。しかし、事実として、12か月後と16か月後の違いをレポートします。

AGA治療1年4か月の経過イメージ。服用頻度変更後の髪と血圧を同時に記録。

この記事で分かること

・60代男性がAGA治療を1年4か月続けた実際の経過

・1日1回から2日に1回へ変更した後の髪の見え方変化

・最高血圧が140~150mmHg台から120mmHg台へ変化した記録

・AGA治療薬を減らしたり中止したりするときに確認すべき医学的な注意点

・60代でAGA治療を続ける際に、髪だけでなく血圧やPSAなども記録・確認する理由

60代AGA治療1年4か月の経過|4か月目から変化、1年後に服用頻度を変更

筆者が治療を開始したのは2025年6月です。開始前は頭頂部の地肌が目立ち、最高血圧は140~150mmHg台になることがありました。治療開始直後には動悸や体重増加など、薬との関連を否定できない体調変化も経験したため、髪だけでなく五行ドクターを使って、血圧・脈拍・体調も継続して記録してきました。

頭髪については、開始2週間、1か月、70日では見た目の大きな改善は確認できませんでした。変化が分かりやすくなったのは約4か月後で、治療開始約130日の写真では、開始前と比べて頭頂部の地肌が見える範囲が狭くなり、髪全体のボリュームが増えたように見えました。

その後、治療開始1年の時点では改善した状態をおおむね維持していました。前回の記事では「1年間の治療で髪の状態が大きく崩れていない」ことを報告しています。今回の第10回は、その後に服用頻度を半分程度にしたことで何が変わったかを追った続報です。

内部リンク:AGA治療1年目の経過報告|見た目は若返り、体調バランスも変化なし

1日1回から2日に1回へ変更すると、AGAの効果は維持できるのか?

検索では「AGA薬を2日に1回にしてもよいか」「髪が増えたら減薬できるか」という疑問が多く見られます。結論として、すべてのAGA治療薬に共通する「隔日服用の標準ルール」はありません。薬ごとに承認された用法が異なり、自己判断で服用間隔を変えることは勧められませんが、筆者はそれを実行して、その結果を薄毛対策に悩まれている方と共有します。。

たとえば国内で承認されているフィナステリドでは、PMDAの添付文書上、男性成人に通常0.2mgを1日1回投与し、必要に応じて1日1mgまで増量するとされています。また、効果確認には通常6か月の連日投与が必要で、効果を持続させるには継続的に服用することが示されています。2日に1回の服用は、添付文書に示された標準用法ではありません。

2026年10月時点で日本皮膚科学会が一般公開している男性型・女性型脱毛症のガイドラインは2017年版です。このガイドラインでは、男性AGAに対するフィナステリド内服は推奨度Aとされ、少なくとも6か月程度は継続して効果を確認し、内服を中止すると効果は消失すると記載されています。

一方で「完全に中止すること」と「服用頻度を2日に1回へ減らすこと」は同じではありません。公的資料から、隔日服用なら何%の効果が残る、何か月でどの程度薄くなる、といった数値を一般化することはできません。今回の記録でも、変更後約3か月から少し薄く見えるようになりましたが、1例の経過として扱う必要があります。

今回の一次記録|2日に1回へ変更後、頭頂部が「少し薄くなった」

今回、最も重要な一次情報は、治療開始から約1年後に服用頻度を1日1回から2日に1回へ変更し、その後も同じ人物を継続して追跡していることです。

約3か月後から、1日1回服用していた時期と比べ、頭頂部の地肌が少し見えやすくなったと感じています。ただし、毛髪本数や毛径を専用機器で測った数値ではなく、写真と目視による変化です。そのため「何%減った」といった数値化はせず、「少し薄く見える」という範囲で記録します。

AGAの写真比較では、照明、髪の長さ、髪の乾き方、分け目、撮影角度だけでも見え方が変わります。今後は同じ場所、同じ照明、同じ撮影距離・角度をできるだけそろえ、服用頻度と合わせて時系列で比較する予定です。

血圧は140~150mmHg台から120mmHg台へ|ただし薬の影響とは断定できない

髪とは別に、五行ドクターで継続している血圧記録にも変化がありました。以前は最高血圧が140~150mmHg台になる記録が多く見られましたが、現在は120mmHg台の記録が増えています。これは今回の経過の中で実際に確認できた測定値の変化です。

日本高血圧学会は、高血圧症の診断基準として「上の血圧が140mmHg以上、または下の血圧が90mmHg以上」と案内しています。ただし、1回の測定値だけで判断するものではなく、家庭血圧は測定時刻、姿勢、睡眠、食事、運動、入浴、気温、緊張などの影響を受けます。今回の120mmHg台への変化も、AGA治療薬の服用頻度だけを原因とみなすことはできません。

AGA治療で話題になるミノキシジルについても注意が必要です。日本皮膚科学会2017年版ガイドラインでは、ミノキシジル外用は推奨度Aですが、内服は推奨度Dです。一方、2025年に公表された低用量内服ミノキシジルのシステマティックレビュー・メタ解析では、平均的には収縮期・拡張期血圧に有意な変化は認めず、心拍数はわずかに上昇したと報告されています。したがって、今回の「服用頻度を減らした時期と血圧低下が重なった」という事実だけで、薬が血圧低下の原因だったとは言えません。

血圧の変化を評価するときは、測定条件をなるべくそろえ、最高血圧・最低血圧・脈拍に加えて、体重、睡眠、運動、飲酒、食事、服薬日なども一緒に残すことが重要です。

五行ドクターの測定記録画面。血圧・脈拍などを時系列で確認する。

筆者が髪だけでなく血圧も記録する理由|五行ドクターによる長期トレンド確認

今回の記録でLDS独自のポイントは、AGA治療の写真だけでなく、当社開発の「五行ドクター」で血圧・脈拍を継続して確認していることです。五行ドクターは、市販の血圧計で測定した最高血圧・最低血圧・脈拍をもとに、日々の変化を見える化するセルフケア支援サービスです。

この仕組みは「血圧計を用いた血行動態可視化方法」として特許第7545774号を取得しています。ただし、五行ドクターは医療機器ではなく、病気を診断するサービスではありません。今回も「AGA治療薬が血圧を下げた」と判定するためではなく、服用方法を変えた前後で身体の数値がどう動いたかを長期的に振り返るために利用しています。

内部リンク:五行ドクターの仕組み・利用方法

50代以上でAGA治療を続けるなら、髪以外に何を確認すべきか?

50代以上では、AGA治療の効果だけでなく、血圧、脈拍、体重、睡眠、むくみ、動悸などの体調変化も一緒に確認することが重要です。薬の種類によって注意点が異なるため、処方内容を把握したうえで主治医と相談してください。

フィナステリドを服用している場合は、PSA検査にも注意が必要です。PMDAの添付文書では、フィナステリド投与により血清PSA濃度が低下することが示されており、前立腺がん検査などでPSAを測定する際は、服用中であることを医師へ伝える必要があります。60代では前立腺の検査を受ける機会も増えるため、AGA治療薬の服用状況を医療機関に共有しておくことが大切です。

「結局どうすればよい?」減薬や隔日服用を考える人の判断ポイント

・髪が増えたからといって、自己判断で服用回数を減らさない。まず処方医へ相談する。

・薬の名前、用量、服用頻度、変更日を記録しておく。

・頭髪写真は同じ照明・距離・角度・髪の状態で定点撮影する。

・血圧・脈拍・体重・体調も同じ時期に記録し、髪だけで判断しない。

・薄毛の進行、動悸、めまい、むくみなど気になる変化があれば、変更を続ける前に医師へ相談する。

今回の記録から言えるのは、「2日に1回にすれば安全」「血圧が下がる」といった結論ではありません。服用頻度を変えた後に、髪と血圧の両方で変化が見られたため、今後も条件をそろえて記録し、経過を確認する価値があるということです。

よくある質問

Q. AGA治療薬は2日に1回でも効果がありますか?

A. 薬によって承認用法が異なり、隔日服用を標準用法として示していない薬があります。フィナステリドの国内承認用法は1日1回です。2日に1回でどの程度維持できるかは一律に示せないため、処方医と相談してください。

Q. 薬を減らすと何か月で薄毛が戻りますか?

A. 一般化できる期間はありません。日本皮膚科学会はフィナステリドについて、内服中止で効果は消失するとしていますが、隔日服用後に何か月でどの程度変化するかまでは示していません。今回の1例では、約3か月後から少し薄く見えるようになりました。

Q. 血圧が140~150台から120台へ下がったのはAGA治療薬を減らしたからですか?

A. 現時点では分かりません。時期は重なっていますが、血圧は季節、体重、運動、睡眠、ストレス、食事、飲酒、測定時間などでも変動します。今回の記事では「同時期に起きた測定上の変化」として記録し、因果関係は断定しません。

Q. 髪が増えたらAGA治療をやめてもよいですか?

A. AGAは進行性の脱毛症で、治療を中止すると得られていた効果が失われる可能性があります。やめる、減らす、治療内容を変えるという判断は、現在の毛量、体調、副作用、費用、本人がどの状態を維持したいかを含めて医師と相談するのが基本です。

まとめ|1年後は「治療を続けるか」ではなく「どう維持するか」を考える時期

60代から始めたAGA治療は、1年4か月の時点でも記録を続けています。治療開始から約1年後に服用頻度を1日1回から2日に1回へ変更した後、約3か月で頭頂部が毎日服用時より少し薄く見えるようになりました。一方、最高血圧は140~150mmHg台から120mmHg台の記録が増えました。

この2つの変化は事実として記録できますが、因果関係は分かりません。今後も頭髪写真、血圧、脈拍、体重、体調、服用日を継続して残し、毛量がどこで安定するのか、120mmHg台の血圧が続くのかを確認していきます。

AGA治療は「増えたら終わり」ではなく、維持期に入った後の判断も重要です。薬を減らしたい、副作用が気になる、血圧や脈拍に変化があるという場合は、自己判断で服用方法を変更せず、記録を持って医師へ相談してください。

※五行ドクターはセルフケア支援を目的としたサービスであり、医療機器ではありません。本記事は1人の60代男性の経過記録であり、AGA治療の効果や、薬と血圧変化の因果関係を証明するものではありません。

参考資料・出典

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

日本皮膚科学会「一般公開ガイドライン」

PMDA「プロペシア錠0.2mg/1mg 添付文書」

日本高血圧学会

Chen M, et al. Low-dose oral minoxidil does not significantly affect blood pressure: A systematic review and meta-analysis. J Am Acad Dermatol. 2025.

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