2011年3月11日に発生した東日本大震災(M9.0)を覚えていますか? この震災の後、日本海溝の外側で「アウターライズ地震」と呼ばれる余震活動が続いています。今月2月19日に観測された波は、そのアウターライズ地震の影響を受けたものではないかと考えており、ここ1週間ほど観測を続けていました。
今回は、2月26日に三重県南東沖で発生したマグニチュード5.7の地震についてお話ししたいと思います。実はこの地震、事前に「前兆波」が観測されていました。

2025年2月18日に確認された「地震前兆波」

地震が発生する前に特有の「波」を観測することがあります。2月18日に観測されたこの波は、通常とは異なる特徴を持っており、「何かが起こるかもしれない」と警戒していました。そして、その8日後の2月26日、三重県南東沖でM5.7の地震が発生しました。このように、地震が起こる前に発せられる異常な波を分析することで、地震の発生をある程度予測できる可能性があります。

2月19日の前兆波と「3.11」

さらに、2月19日には別の「前兆波」が観測されました。この波については、過去の大地震と関連がある可能性が考えられます。2011年3月11日に発生した東日本大震災(M9.0)の後、日本海溝の外側で「アウターライズ地震」と呼ばれる余震活動が続いています。今回の2月19日に観測された前兆波は、このアウターライズ地震の影響を受けたものではないかと考えています。

この2つの予兆波の結果、今後2週間以内に東日本大震災の震源地付近、日本海溝の外側でアウターライズ地震が発生する可能性があると推測しました。アウターライズ地震が起きた場合、日本列島の内陸部では震度3~4の揺れが発生し、太平洋沿岸では大きな津波の発生が懸念されます。

イラストSource:ウエザーニュース

高島式地震予知技術とは?

今回の解析にも、日本国内特許取得済(特許第6995381号)の最先端技術を使用しています。この技術では、観測部屋の共振周波数を利用し、地面から伝わる微細な振動を1000倍以上に増幅して検出します。(アコースティック楽器の原理を応用)

この予知技術の特徴は、以下の通りです。

  • 地震発生の前兆となる「破壊核形成信号」を検出し、地震の発生時期を予測
  • 世界で初めての地震予知技術として国内外で注目
  • 日本列島のプレート構造を考慮した高精度な予測が可能

このような技術を活用し、今後も弊社より地震予測情報を発信していきます。

高島式地震予知のこれまでの記事はこちら https://liquiddesign.co.jp/category/blog/earthquake/

2025年2月28日  高島式地震予知/株式会社リキッド・デザイン・システムズによるまとめ