2025年5月16日から24日にかけての観測データの分析により、関東地方に影響を与える可能性のある地震前兆波が3件検出されました。この前兆波は、地盤内部で応力が蓄積され、地震発生の準備段階にあることを示唆する微細な振動です。
今回の前兆波は、過去の記録と照らし合わせても、一定の確率で有感地震につながってきたタイプと一致しており、5月28日を中心とする数日間に関東広域でM3〜4程度の地震が発生する可能性があると考えられます。

観測された前兆波の内容
① 5月20日 10時22分
- 観測時間:68秒間
- 主な周波数:12.5Hz / 10.0Hz
- 最大振幅:39mVp-p
- 想定地震発生日:5月28日 ±5日
- 予測震源範囲:埼玉県南部から150km圏内
- 想定規模:マグニチュード3〜4
- 予測される揺れ:震度1程度(鈴谷地域)
② 5月20日 19時5分
- 観測時間:60秒間
- 主な周波数:14.3Hz / 10.8Hz
- 最大振幅:38mVp-p
- 予測内容:上記とほぼ同様の条件。場所が異なるため、複数の地震または同一震源の前後変動が考えられます。
③ 5月21日 11時39分
- 観測時間:116秒間
- 主な周波数:12.2Hz / 9.9Hz
- 最大振幅:37mVp-p
- 予測震源範囲:関東南部以外を含む広域
- 想定地震発生日:5月29日 ±5日
- 想定規模:M4前後

使用している観測技術について
この予測は、日本国内で特許登録された観測装置(特許第6995381号)を用いて行われたものです。観測装置は、建物内の共振特性を利用して、地面から伝わるごく微弱な振動(前兆波)を増幅し、通常の地震計では検出困難な信号を記録する仕組みです。
観測された前兆波は、地震発生前の地盤における物理的変化に起因する振動とみられます。実際に過去の記録では、こうした振動を捉えた数日後にM3〜M5クラスの地震が発生した事例が複数あります。
地震予知と予言の違い ― 科学的観測に基づく情報提供
「地震予言」といった言葉が注目されることがあります。たとえば「4月26日地震予言」というワードはSNSや検索上で一時的に拡散されました。しかし、これらの多くは客観的なデータに基づかず、予知とは異なるものです。
一方、当記事の内容は、物理的に観測されたデータに基づく予測であり、確率的なリスク評価を目的としています。地震は完全に予測できるものではありませんが、「一定の前兆パターンが見られた後に地震が発生する確率が高くなる」という統計的傾向は確認されています。
今後の注意点と行動
今回の前兆波に基づく地震予測では、発生しても大きな被害が出るような規模ではないと見込まれますが、念のため以下の点を意識しておくことが重要です。
- 転倒防止器具や家具の固定状況の確認
- モバイルバッテリー・水・非常食の備え
- 高層ビルや地下での過ごし方に注意
- 地震速報アプリの導入
おわりに
今回検出された前兆波は、科学的観測に基づく地震予測の一環として記録されたものであり、あくまで「地震発生の可能性が高まっている時期と場所」を示す情報です。
不安を煽るのではなく、正確な情報に基づいた冷静な行動が何より重要です。
今後も新たな前兆波が観測された場合には、随時情報を更新していきます。最新の情報は当ブログでご確認ください。
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