はじめに

 前回の記事(最近、日本海溝の外側で「アウターライズ地震」が発生、大津波が起こる?)では、日本海溝の外側で発生するアウターライズ地震の特徴とその危険性について詳しく解説しました。特に、2025年2月18日と19日に観測された前兆波が、今後2週間以内の地震発生を示唆している可能性について言及しました。

本記事では、その後のデータ解析の結果と、3月中に東北沖で発生する可能性があるアウターライズ地震についてさらに詳しく解説します。

東日本大震災から14年― 今、東北沖で新たな兆候が

明日の2025年3月11日で、東日本大震災(M9.0)から14年目を迎えます。この震災の後、日本海溝の外側ではアウターライズ地震と呼ばれる地震活動が活発になり、現在もその影響が続いています。

最新の観測データによると、東北沖で3月中にアウターライズ地震が発生する可能性がある前兆波を2月下旬に2回観測しました。

2月19日に観測された前兆波の分析

2月19日に確認された前兆波は、過去の大地震と関連する特徴を持ち、特に警戒が必要です。実際、2月26日には三重県南東沖でM5.7の地震が発生し、事前の前兆波と一致する動きを示しました

2月19日の前兆波の特徴

  • 一般的なプレート境界型地震の前兆波は13.5Hz以下で観測されるが、今回の前兆波は17.5Hzと高い周波数を記録
  • 最大132mVの振幅が観測され、埼玉県南部では震度4程度の揺れが推定される
  • 地面の微振動(赤)は約20mVp-p11時間も継続し、スロースリップ現象と関連がある可能性
  • 2011年3月11日のM9.0地震の前兆波は、2月27日に観測され、当時の月齢は24.02(下弦の月)
  • 今回の2025年2月19日の前兆波の月齢は20.57(下弦の月)と、過去の震災と類似のパターンを示す

 前兆波の画像はこちら → 観測データ

アウターライズ地震とは?津波のリスクとその影響

アウターライズ地震は、海溝の外側で発生する地震の一種で、特に大きな津波を伴う可能性が高いとされています。東北沖で発生した場合、太平洋沿岸地域では津波の影響が懸念され、東北地方の内陸部でも震度3~4程度の揺れが予想されます。

 アウターライズ地震の解説 → Weathernewsの特集記事

高島式地震予知システムとは?最新技術で地震の前兆を捉える

このような地震の前兆をいち早く捉えるために、高島式地震予知システムが開発されました。このシステムは、観測室の共振周波数を利用し、地面から伝わる微細な振動を1000倍以上に増幅して検出することで、地震発生前の「破壊核形成信号」を高精度で捉えます。

高島式地震予知システムの特長

  • **特許取得済み(特許第6995381号)**の独自技術
  • 世界初の高精度地震予知技術として注目
  • プレートの動きを解析し、長期的な地震予測も可能
  • 南海トラフ地震や内陸型巨大地震の予測に成功

システムの詳細 → 高島式地震予知システムの紹介 https://x.gd/CHEjx

最新の観測データを元に、3月の地震リスクに備えよう

今回の観測データから、3月中に東北沖でアウターライズ地震が発生する可能性が高まっています。地震が発生した際に最も大切なのは「事前の備え」です。

  • 家具の固定や非常用持ち出し袋の準備
  • 津波警報が出た際の避難ルートの確認
  • 家族との緊急時の連絡手段の確認

3月の地震リスクに備えるために、最新情報をチェックしましょう!

過去の地震予知記事はこちら →
高島式地震予知の記事一覧