2025年3月28日から4月4日までの解析期間中において、日本国内では地震の前兆とされる異常な波形(前兆波)は観測されませんでした。
これは、高島式地震予知による定期解析の結果であり、少なくともこの1週間、九州、四国、北海道を除く日本列島における大規模地震のリスクは顕在化していなかったことを示しています。
しかし、日本周辺だけが安全とは限りません。実際、4月2日、ミャンマー西部でマグニチュード7.2の大地震が発生し、その揺れは隣国タイにも及びました。首都バンコクでは、高層ビルが大きく揺れ、一部で構造物の損傷が確認されました。現地では住民の避難が相次ぎ、「ビルが倒壊するのでは」との恐怖が広がりました。
これらのニュースは、地震の連動性や、プレート境界での活動が周辺地域に与える影響をあらためて浮き彫りにしています。

高島式地震予知とは?——日本の地震リスクを“見える化”する技術
高島式地震予知とは、日本で特許取得済みの独自の地震予知システムであり、観測拠点の固有共振周波数を利用して微弱な振動を1,000倍以上に増幅。これにより、地震の数日前に発生する破壊核の形成を示す前兆波を検出可能としています。
この技術は、すでに過去の複数の大地震を事前に察知した実績があり、国内の地震対策の一助として注目されています。
2月末に予測された「日本海溝のアウターライズ地震」はまだ起きていない
高島式の解析によると、2025年2月末時点で日本海溝付近のアウターライズ型地震の発生リスクが高まっているとされていました。
アウターライズ地震とは:
- 海溝の外縁部で起こる大規模地震
- 揺れよりも「津波」が主な被害要因となる
- 2011年の東日本大震災の際にも、関連した地震が発生
現在のところ、その地震は発生していませんが、前兆波の有無とは別に、地殻の歪みが限界に近づいている可能性は否定できません。特に、近隣地域での地震活動(ミャンマー、台湾など)が活発化している今、日本にも“連動の揺れ”が波及するおそれがあります。
地震の連動性と「次は日本か?」という警戒感
今回のミャンマー地震に限らず、アジア太平洋地域ではプレートの歪み解放が連鎖的に起こるケースが少なくありません。
2024年には台湾東部でもM7クラスの地震が発生しており、日本列島もまた“いつ動いてもおかしくない場所”です。
高層ビルが揺れ、都市機能が一時マヒする──これは日本でも現実になり得る話。特に東京や大阪などの都市圏では、耐震性に優れた建築物でも長周期地震動に弱い構造が多いため、警戒が必要です。
今できる地震対策
- 非常用品の見直し
- 水・食料・モバイルバッテリー・現金など、3日分の備蓄を。
- 家具固定と避難動線の確保
- 家具の転倒防止器具の設置、非常口までの経路の確保を。
- 避難場所・家族連絡手段の確認
- スマホアプリや災害伝言ダイヤルの活用も有効。
まとめ:揺れがない今だからこそ、次の“兆し”に備える
3月28日~4月4日の期間には日本国内での前兆波は観測されていないものの、ミャンマー地震・タイでの高層ビル被害が示すように、地震は突如として日常を襲うものです。
また、2月末に予測された日本海溝アウターライズ地震の可能性も依然として消えていません。
「何も起きていない今こそが、最も警戒すべき時」──高島式地震予知の解析情報を活用し、正しい知識と備えで、命と暮らしを守ってください。「備えあれば憂いなし」です。