地震は私たちが暮らす日本で、日常的に避けられない自然現象のひとつです。突然の揺れが日常を一変させることもありますよね。そんな中、「地震がいつどこで起きるか」をあらかじめ知ることができたら——と思ったことはありませんか?
今回は、株式会社リキッド・デザイン・システムズの最高技術顧問である高島式地震予知技術をご紹介します。この技術は、観測部屋の“共振周波数”を使って地震の前兆を捉える、革新的な予知法です。聞きなれない言葉もあるかもしれませんが、できるだけ分かりやすく解説します。
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地震予知のカギは「前兆波」
地震が起きる前、地中では「破壊核」と呼ばれる微細なヒビ割れのかたまりが成長します。この破壊核が放出する微かな振動が「前兆波」です。この前兆波をキャッチできれば、地震発生のタイミングを予測することが可能です。
高島式地震予知技術の特徴
高島式地震予知技術は、観測部屋の構造を活用して微弱な振動を“1000倍以上”に増幅する仕組みを持っています。楽器が小さな弦の振動を響き渡る音に変えるように、部屋全体を使って前兆波を観測します。
- 太平洋プレートの地震:前兆波の検出から15日以内に発生
- フィリピン海プレートの地震:前兆波の検出から45日以内に発生
これまでの観測では、実際にこうした期間内で地震が起きるケースが多く確認されています。
成功事例:東日本大震災と能登半島地震から学ぶ
実際の観測データから、具体的な事例を紹介します。
東日本大震災 (M9.0)
2011年3月11日に発生した東日本大震災。この地震の13日前、震源から約380km離れた観測点で前兆波が検出されていました。前兆波は断続的に55分間も現れ、初めて経験するデータでした。
この成功例は、地震の発生に先立つ「破壊核形成信号」を捉えたもので、高島式地震予知技術の可能性を大きく示しています。
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能登半島地震 (M7.6)
2024年1月1日に発生した能登半島地震。この地震の42日前、埼玉県鈴谷で前兆波が観測されました。この観測データは、破壊核形成信号が震源から遠く離れた場所でも検知可能であることを示しています。
これらの事例は、高島式地震予知技術が大規模地震の予測において信頼性の高い方法であることを証明しています。
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特許技術の裏側
ここで、この技術が特別な理由に少し触れてみましょう。当社のVitalセンサーの発明者である高島式地震予知技術は、日本国内で特許を取得している信頼の技術です(特許第6995381号)。
ポイント1:コンパクトな装置
観測装置は、家庭用テーブルサイズ(約65cm × 35cm)に収まるコンパクト設計。家庭内に簡単に設置できることから、多くの人に利用可能な技術として期待されています。
ポイント2:わかりやすい設置
部屋の短辺の中央部に設置するだけで、観測をスタートできます。この手軽さも、多くの実用例を支えている理由のひとつです。
地震予知の未来
高島式地震予知技術は、これまでに338件の地震予知に成功しています。特に以下のような傾向がわかってきました。
- 前兆波検出から地震発生までの平均日数は7.5日
- 70%の地震は前兆波検出後4~11日以内に発生
また、この技術は南海トラフ地震など、大規模地震の予知にも応用できる可能性を秘めています。
まとめ:地震予知技術で安心を
地震の前兆を捉える技術が進化すれば、私たちはより早く、より的確な防災対策を取れるようになります。高島式地震予知技術は、地震の前兆波を捉える新しいアプローチで、その一端を担っています。
ぜひ、今後の研究成果にご期待ください!
高島充 当社技術最高顧問の略歴
高島充氏は、慶應義塾大学工学部電気工学科を卒業後、ソニー株式会社でオーディオ部門を担当しました。その後、医療、福祉、健康器具の分野で長年にわたり研究開発に従事し、数々の革新的な技術を生み出しました。
- 主要な経歴
- 1990年 ソニー脈診研究所の研究責任者として東洋医学研究を推進。
- 1997年 株式会社エム・アイ総合研究所を設立。
- 2000年 東北大学加齢医学研究所で研究活動を展開し、美容および加齢医学の分野で貢献。
- 2006年 五行ドクターの血圧測定から未病を見える化するアルゴリズムを研究開発
- 2014年 株式会社リキッド・デザイン・システムズ 技術最高顧問に就任
- 2024年 高島式地震予知および血行動態可視化方法を特許化
高島氏の幅広い知識と経験は、地震予知技術の進歩にも大きく寄与しています。
高島式地震予知に興味がある方や、質問等があるかたは下記までご連絡ください。なお、内容によっては回答できないことがある点ご了承ください。