今回は、4月16日に前兆波を測定したので、その解析結果をお届けします。

近年、注目を集めている「地震予知」分野において、2025年4月16日、埼玉南部で新たな「前兆波」が観測されました。本記事では、この前兆波データをもとに、M4クラスの地震発生リスクを解析するとともに、近年ますます現実味を帯びる「南海トラフ巨大地震」への備えについても詳しく解説します。

特許取得済の「高島式地震予知」技術を用いた最新の解析結果を紹介しながら、「南海トラフ地震」や「地震速報」、「防災情報」の観点から、今何が起きているのかをわかりやすくまとめました。
地震リスクが高まる中、確実な備えを進めるための第一歩として、ぜひご確認ください。

観測データ(2025年4月16日 10時12分・14時13分)

今回の観測では、同日に2回の前兆波が記録されました。これらは同一の地震に対応する前兆波と判断されています。

1. 4月16日10時12分観測

  • 持続時間:54秒
  • 周波数:12.5Hz、10.3Hz
  • 最大振幅:45mVp-p

2.4月16日14時13分観測

  • 持続時間:50秒
  • 周波数:12.7Hz、10.0Hz
  • 最大振幅:32mVp-p
  • 総持続時間:104秒

これに基づく地震発生予想は以下の通りです:

  • 発生予想日:4月24日 ±5日(発生確率80%)
  • 地震規模予想:M4程度
  • 想定される揺れ(鈴谷周辺):震度1程度
  • 震源地予想:埼玉南部より半径150km以内

※現在、観測用地震計は埼玉と富山の2ヶ所のみに設置されており、西日本における予測は十分ではありませんが、起点を拡大していく計画です。

前兆波とは?発生までの目安

「高島式地震予知」において、前兆波とは、地震の破壊核形成にともなって地中から発せられる微細な振動信号のことです。
通常の地震波とは異なり、人間には体感できないほど微弱な振動ですが、医療用レベルの超高感度センサーと、観測室の音響増幅構造(アコースティック楽器の原理)を活用して捉えています。

観測された前兆波から地震発生までの目安は以下の通りです:

  • 太平洋プレートの地震:前兆波検出から15日以内
  • フィリピン海プレートの地震:前兆波検出から45日以内

「高島式地震予知」技術とは?

特許第6995381号を取得した日本発の独自技術です。 高島代表による経験的研究から確立され、すでに338件以上の的中実績(的中率90%以上)を筆伝しています。

技術の特徴

  • 高感度センサーによる微粒振動の検出
  • 楽器構造観測室で振動を1000倍に増強
  • 破壊核形成サイナル基準の予測
  • 太平洋・フィリピン海プレート対応

当技術は、気象局による当前の予測法では困難な「短期予測」を可能にしました。

■南海トラフ巨大地震:忍び寄る不安

気象庁の最新発表では、南海トラフ巨大地震が「今後30年以内に70〜80%」の確率で発生するとされています。今回、ミャンマー南部(4月18日、M6.0)やタイ中部(4月19日、M5.7)で続けて発生した中規模地震も、広域プレートの緊張を高めている兆候とみる専門家もいます。

太平洋プレートとフィリピン海プレートの動きが活発化する中、日本列島も例外ではありません。とくに南海トラフ沿いの地域では、微細な前兆を見逃さない観測が不可欠です。

今後の見通し:「予測」から「備え」へ

地震は「いつ起きるかわからない」時代から、「微細な兆候を捉え、備える」時代へと変わろうとしています。

特に南海トラフ地震のような超巨大地震に対しては、わずかなサインも見逃さず、日頃から防災意識を高めることが不可欠です。

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