最近、日本で「体感地震」が増えている理由とは?
最近、「なんだか地震が増えていないか」と感じている方は多いはずです。特に震度3〜4程度の地震が短期間に何度も発生すると、日常生活の中でも不安を感じやすくなります。
実際に重要なのは、「本当に地震が増えているのか」と「そう感じてしまう理由」を切り分けて考えることです。
まず一つ目の要因は、情報環境の変化です。現在はスマートフォンの緊急地震速報やニュースアプリ、SNSなどによって、小さな地震でもすぐに情報として目に入ります。以前であれば気づかなかった規模の地震でも、通知によって認識されるため、「地震が増えた」と感じやすくなっています。
二つ目は、地球内部の構造に起因するものです。日本列島は複数のプレートが重なり合う場所に位置しており、常に大きな力がかかっています。この力が少しずつ解放される過程で、中規模の地震が連続的に発生することがあります。これは異常ではなく、むしろ自然な現象です。
三つ目は、地下で進行している「微小な破壊活動」です。大きな地震の前には、岩盤が徐々にひび割れるような現象が起きると考えられています。この過程で発生する小さな揺れが積み重なることで、「最近地震が多い」と感じる要因になります。
つまり、現在の状況は単なる偶然ではなく、
・情報の可視化
・プレート運動の周期
・地下での破壊活動の進行
といった複数の要素が重なった結果と考えられます。

今週の前兆波解析結果(4月10日〜19日)
今週の観測では、埼玉県南部(鈴谷)および仙台の2地点のデータを解析しました。
埼玉観測点では、4月12日〜18日にデータ欠損があり、この期間に前兆波は確認されていません。観測データの連続性がないため、この期間については慎重な判断が必要です。
一方、仙台観測点では4月14日に特徴的な前兆波が観測されています。
・発生日時:4月14日 10時30分
・持続時間:68秒
・周波数:12.0Hz、9.5Hz
・最大振幅:25mVp-p

このような信号は、単なるノイズではなく、地下の応力変化に伴うエネルギー放出を反映している可能性があります。
特に注目すべきは「持続時間」と「周波数帯」です。短時間のノイズとは異なり、一定時間継続する波形は、地下構造に由来する現象である可能性が高くなります。
前回(2026年 4月 13日) の予測との一致検証
先週の記事では、前兆波の観測結果から、次のような地震発生の可能性を予測していました。
【関東直下地震】SNSで再燃!「30年以内70%」の真相と6月の前兆波解析 | 株式会社リキッド・デザイン・システムズ
・前兆波発生時期:4月14日〜20日ごろ
・規模:M3〜4程度
・震源:観測点から150km以内
この予測に対して、4月16日に福島県沖でM4.1の地震が発生しました。

今回の結果を見てみると、
・地震発生したタイミングは予測した期間内
・地震の規模もほぼ想定通り
・事前に4月14日に前兆波も観測されている
という点で、全体としてよく一致しています。
ただし、完全にピッタリ当たったというよりは、
「大まかな流れが合っていた」と考えるのが正確です。
特に今回のポイントは、
複数の前兆波が同じ時期を示していたことです。
このように、
・複数の観測が重なる
・同じタイミングを示す
といった条件が揃うと、地震との関係性が見えやすくなります。
今回のケースは、
前兆波からの予測と実際の地震の動きがよく一致した例
と言えます。
一方で、規模はM4クラスと比較的小さく、
大地震の前兆とまでは言えません。
そのため現時点では、
「大きな地震が近い」と判断するのではなく、
中規模の地震が続いている状態として捉えることが重要です。
地震予知技術の考え方
今回の解析で用いている手法は、当社の空気動圧センサーを応用して、微弱な振動を増幅して観測する技術です。
一般的に、地震の前には地下で「破壊核」と呼ばれる前兆波現象が発生すると考えられています。これは、岩盤が一気に破壊される前の準備段階のようなものです。
この段階では非常に小さな振動しか発生しませんが、観測環境の共振特性を利用することで、その信号を大きくして捉えることが可能になります。
この考え方は、楽器が微小な振動を増幅して音として聞こえる仕組みに似ています。
また理論上は、
・太平洋側の地震:検出後15日以内
・フィリピン海側の地震:45日以内
に発生する傾向があるとされています。
今後の注目ポイント
現時点では、大規模地震に直結するような強い前兆は確認されていません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
・M3〜4クラスの地震が継続していること
・単発ではあるが明確な前兆波が観測されていること
・一部期間でデータ欠損があること
これらは「静かな状態」ではなく、「変化の途中」である可能性を示しています。
今後、
・同じ周波数帯での再観測
・複数地点での同時検出
が確認される場合は、状況が変化する可能性があります。
今週の地震予知のまとめ
今週の結果を整理すると、
・4月14日の前兆波は、4月16日の福島県沖M4.1に対応している可能性が高いです
・短期予測としては、時期・規模ともに整合しています
・大規模地震に直結する強い前兆は確認されていません
したがって現段階では、「中規模地震が継続する可能性がある状態」と考えられます。
重要なのは、こうした変化を過度に恐れるのではなく、継続的に観測し、冷静に判断することです。
地震予測とビジネス活用について
地震予測は依然として研究段階にありますが、センサー技術とデータ解析の進化により、
・前兆波の検出
・リアルタイム監視
・リスクの可視化
といった分野は着実に進歩しています。
当社では、空気動圧センサーと独自アルゴリズムを活用し、地震前兆波の観測・分析技術を提供しています。
・観測システム導入
・共同研究
・データ解析支援
など、
地震予測・防災ビジネスに関するご相談は随時受け付けています。
観測導入・共同研究・技術検証など、具体的な検討段階から対応可能です。
技術を活用した新しい地震対策に関心のある企業・自治体の方は、ぜひご相談ください。
高島式地震予知に関するお問い合わせ先
info@liquiddesign.co.jp
技術提供・共同研究・実証実験のご相談を受け付けています。
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