最近、ニュースで
「南海トラフ地震の被害想定見直し」
という言葉を目にした人も多いのではないでしょうか。
最悪の場合、
死者数30万人、経済損失200兆円。
この数字だけを見ると、巨大地震はいつ来てもおかしくないように感じます。
しかし、ここで一つ重要なことがあります。
それは、
巨大地震の確率と、今の地震活動はまったく別の話
だということです。
南海トラフ地震の「30年以内発生確率」は長期確率であり、
来月起きるのか、10年後なのか、20年後なのかは分かりません。
一方で、地震前兆波や地震活動解析は、
数日から数週間の地震活動の変化
を見ています。
つまり、
長期確率 → いつか起きる
短期兆候 → 最近地震活動が活発か
という、まったく違う情報です。
そこで今回は、
2026年3月の地震前兆波解析結果と、現在の地震活動の状況
についてまとめます。

3月の地震予知の結果報告
3月11日に、3月6日に観測された前兆波をもとに、以下のような地震発生予測を行いました。
前兆波観測
3月6日 12時47分 持続時間175秒 周波数 11.0Hz、9.8Hz 最大振幅 36mVp-p

解析結果
・地震発生予想日:3月13日±5日
・発生確率:80%
・震源地:鈴谷観測点より150km以内
・規模:M4クラス
その後、3月16日に伊豆大島近海でM4.3の地震が発生しました。(下図)
発生時期、震源距離、規模などの条件から、この地震は3月6日に観測された前兆波に対応する地震である可能性が高いと考えています。
前兆波観測から地震発生までの時間関係も解析結果と整合しており、今回も前兆波と地震発生の対応関係が確認されました。
3月16日~22日 埼玉県南部鈴谷の解析結果
この期間中、3月18日と19日に前兆波が観測されました。
1.3月18日観測 持続時間63秒 周波数 12.4Hz、10.1Hz 最大振幅 28mVp-p

解析結果
・地震発生予想日:3月25日±5日
・震源地:鈴谷より150km以内
・規模:M3~4
2. 3月19日観測 持続時間61秒 周波数 12.9Hz、10.3Hz 最大振幅 47mVp-p

解析結果
・地震発生予想日:3月26日±5日
・震源地:鈴谷より150km以内
・規模:M3~4
この2つの前兆波は周波数帯が非常に似ており、同じ地震活動に関連する前兆波である可能性があります。
したがって、3月下旬に関東周辺でM3~4クラスの地震が発生する可能性があります。
3月15日~22日 仙台の解析結果
仙台観測点では、3月16日に微細な前兆波が観測されました。
3. 3月16日 13時3分 持続時間12秒 周波数 17.0Hz、14.4Hz 最大振幅 17mVp-p

解析結果
・地震発生予想日:3月23日±5日
・震源地:仙台直下
・規模:M3クラス
非常に小さい前兆波のため、大きな地震の可能性は低いですが、仙台周辺で小規模地震が発生する可能性があります。
なぜ今「地震ビジネス」が拡大しているのか
ここ数年、地震に関するビジネスやサービスが急速に増えています。
例えば、
・AI地震予測
・企業向けBCPアラート
・保険料と連動した地震リスク算定
・防災サブスク
・地震リスク評価サービス
などです。
なぜこのようなサービスが増えているのでしょうか。
理由はシンプルで、
地震リスクが「感覚」ではなく「数値」で扱われる時代になったから
です。
企業では、工場やデータセンターの地震リスクによって保険料や設備投資が変わります。
そのため、
・今後30年以内に地震が起きる確率
・今、地震活動が活発か
・直近数週間のリスク
といった情報の需要が急激に増えています。
つまり地震研究は、
学問 → 防災 → リスク管理 → ビジネス
へと大きく広がっているのです。
ただし、ここで重要なのは、
長期確率と短期兆候を混同しないこと
です。
恐怖を煽ることではなく、
合理的に備えること
これが本来の目的です。
高島式地震予知ビジネスに関するお問い合わせ先
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技術提供・共同研究・実証実験のご相談を受け付けています。
総合評価 まとめ
今回の解析結果をまとめると、現在の地震活動の状況は次のように考えられます。
まず、3月6日に観測された前兆波は、3月16日に発生した伊豆大島近海M4.3の地震に対応している可能性があります。
また、3月18日と19日に観測された前兆波からは、3月下旬に関東周辺でM3~4クラスの地震が発生する可能性があります。
さらに、仙台観測点の前兆波からは、3月下旬に仙台周辺で小規模地震が発生する可能性があります。
これらを総合すると、
関東から東北にかけて小~中規模地震が発生しやすい時期に入っている可能性があります。
ただし、巨大地震に対応するような長時間・高振幅の前兆波は現在のところ観測されていません。
そのため、巨大地震が直ちに発生するような状況ではないと考えています。
まとめると、現在の状況は次のようになります。
・巨大地震の兆候は現時点では確認されていない
・関東~東北周辺でM3~4クラスの地震活動は発生する可能性
・地震活動はやや活発な状態
・防災意識を少し高めておく時期
地震予知の目的は「地震を当てること」ではなく、
地震活動が活発な時期を知り、その期間だけでも防災意識を高めることにあります。
地震予測の情報は、不安になるためではなく、備えるための情報として活用していただければと思います。
【関連リンク】
◎ 高島式地震予知の解説記事一覧:https://liquiddesign.co.jp/category/blog/earthquake/
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