2026年に入り、世界の各地で地震活動が続いています。
まず注目されるのは、2026年1月26日にパプアニューギニアで発生したマグニチュード5.58の地震です。浅い深さで起きたこの地震は、震源域周辺で揺れが観測され、その後の余震や地盤の反応も含めて防災専門家の観測対象となっています。

同じく1月27日には、インドネシア・ジャワ島近海でマグニチュード5.7の地震が発生しました。深さが比較的大きい地震でしたが、広い範囲で揺れが感じられました。これらはいずれも巨大地震ではありませんが、太平洋を取り巻く環太平洋火山帯を中心に、プレート境界域の活動が継続していることを示す事例といえます。

さらに、パキスタン北部・ギルギットバルティスタン地域でもマグニチュード5.6前後の地震が発生し、交通障害などの影響が報告されています。こうした世界的な地震の発生が重なることで、「2026年以降に大きな地震が続くのではないか」といった不安や、地震占いや予言的な情報がネット上で拡散されやすい状況になっています。

一方、科学的な地震研究では、「いつ・どこで・必ず起きる」と断定する地震予知は不可能であることが前提とされています。
では、科学的な地震予知とは何ができ、何ができないのでしょうか。

その現実的な位置づけを示す方法の一つが、実際の観測データと結果を事後的に検証することです。
本記事では、2026年1月下旬に高島が行った前兆波解析と、その後に実際に発生した地震との対応関係を整理し、科学的地震予知がどこまで機能しているのかを検証します。

株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 2026年1月の世界の地震活動と2つの高島式地震予知結果

2026年1月18日〜25日の前兆波解析

1月18日から25日にかけて、高島は複数の観測点における前兆波データを解析しました。
高島式地震予知では、地震発生直前に地下深部で生じるとされる微弱な振動、いわゆる破壊核形成信号を前兆波として捉えます。

この期間、埼玉県南部・鈴谷観測点では、1月22日10時41分に前兆波が1回観測されました。

株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 2026年1月の世界の地震活動と2つの高島式地震予知結果

この前兆波は、
・持続時間
・周波数成分
・振幅特性

の点で、過去の解析事例と照合すると、M4前後の中規模地震に対応する典型的なパターンを示していました。

高島はこの時点で、
「数日以内に関東周辺でM4クラスの地震が発生する可能性が高い」
と判断しています。

また、その後この観測点では前兆波が連続して出現することはなく、単発的な破壊核形成に対応する地震が想定されました。

1月22日の前兆波と1月25日の茨城県南部地震

前兆波の観測から3日後の1月25日、
茨城県南部を震源とするマグニチュード4.2、深さ約50kmの地震が発生しました。

震源と鈴谷観測点との距離は約52kmであり、
発生時期、規模、距離条件はいずれも高島の想定範囲内に収まっています。

このことから高島は、
1月22日に鈴谷観測点で観測された前兆波は、1月25日の茨城県南部地震に対応するもの
と判断しています。

株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 2026年1月の世界の地震活動と2つの高島式地震予知結果

発生した地震:持続時間41秒  f=16.0Hz     Max31mvp-p
1/25 発生済 茨城県南部M4.2 D=50 L(鈴)=52 (添付)

仙台観測点での前兆波出現と三陸沖地震

一方、仙台観測点では、1月23日から26日の間、前兆波は観測されていませんでした。
このことから、この期間において広域的・巨大地震の兆候は見られないと判断されています。

しかし、1月27日14時20分に、仙台観測点で前兆波が1回観測されました。
この前兆波は、持続時間や周波数構成の点で、過去事例と照合するとマグニチュード5クラス程度の地震に対応するパターンを示していました。

株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 2026年1月の世界の地震活動と2つの高島式地震予知結果

観測された前兆波:1月27日 14時20分  (添付)
総持続時間73秒  f=11.1Hz,     9.5Hz     Max26mvp-p

そして、翌1月28日、
三陸沖を震源とするマグニチュード5.1、深さ約20kmの地震が発生しています。震源距離は約290kmであり、前兆波の出現から本震発生までの対応関係が確認されました。

株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 2026年1月の世界の地震活動と2つの高島式地震予知結果

今回の解析結果の評価

今回の2026年1月下旬の事例を整理すると、次のようになります。

・2つの前兆波観測後、数日以内に地震が発生
・地震の規模は想定レンジ内(M4〜5)
・広域巨大地震を示す兆候は見られなかった

以上のように2つの前兆波は数日以内に地震が発生、ほぼ的中したと判断できます。

高島式地震予知のビジネスとしての可能性

高島式地震予知は、研究用途にとどまらず、防災・減災分野における実用的なビジネス展開が可能な技術だと考えています。

具体的には、次のような活用が想定されます。

・ 自治体向け:防災判断や注意喚起の補助情報
・ 企業向け:BCP(事業継続計画)における警戒レベル運用
・ インフラ事業者向け:点検・巡回の前倒し判断材料
・ 保険・不動産分野:リスク評価の補助指標
・ 一般向け:前兆波に基づく情報配信サービス

本前兆波観測技術はすでに特許化されており、実測データに基づく地震予知という点で、既存の地震情報サービスとは異なる価値を提供できます。

お問い合わせ先

info@liquiddesign.co.jp

技術提供、共同研究、実証実験、事業化の相談など、内容は問いません。
前兆を「備え」につなげる仕組みを、現実的に構築していくことを目指しています。

【関連リンク】
◎ 高島式地震予知の解説記事一覧:https://liquiddesign.co.jp/category/blog/earthquake/
◎ 無料メルマガ登録「的中率90%の地震予知をあなたのスマホに」:https://www.mag2.com/m/0001698630