2026年1月8日、埼玉県南部・鈴谷観測点において、同一地震に対応すると考えられる前兆波が2回観測されました。
この解析結果をもとに、高島は「1月15日±5日、M4〜5規模の中規模地震が発生する可能性が高い」と判断し、注意喚起の記事を1月12日に公開しています。

その後、1月18日、千葉県北西部を震源とするM4.0、深さ約70kmの地震が実際に発生しました。
予測していた発生時期と規模の範囲に、この地震は収まっています。

本記事では、1月8日時点の地震予知内容と、1月18日に実際に発生した地震を照合し、前兆波解析が何を捉えていたのか、またどこに誤差が生じたのかを整理します。

1月8日時点で公開した地震予知の内容

1月8日に公開した記事では、前兆波解析の結果として次のように記載しました。

「1月8日、埼玉県南部の鈴谷観測点において、同一地震に対応すると考えられる前兆波が2回観測されました。
解析結果から、発生時期は1月15日±5日、規模はM4〜5、震源は埼玉県南部直下、発生確率は約80%と判断しています。
なお、他観測点では前兆波は観測されておらず、首都直下型巨大地震の兆候ではありません。」

この時点で高島が想定していたのは、関東内陸部で発生する局所的な中規模地震です。
広域的な被害をもたらす巨大地震ではない、という点も明確にしています。

観測された前兆波の特徴

1月8日に観測された2つの前兆波には、次の特徴がありました。

  • 観測時刻:10時56分、11時23分
  • 総持続時間:124秒
  • 周波数成分:13.9Hz、10.0Hz
  • 最大振幅:187mV p-p

2つの波形は周波数構成や形状が一致しており、同一の地震事象に対応する前兆波であると判断しています。
過去の解析事例と照合しても、これらの数値は関東内陸部で発生するM4〜5クラスの地震に特徴的なパターンを示していました。

1月18日に発生した千葉県北西部の地震

1月18日に発生した地震は、千葉県北西部を震源とするM4.0、深さ約70kmの地震でした。
埼玉県南部での震度は1と揺れは軽微で、大きな被害は発生していません。

高島は、この地震が1月8日に観測された前兆波に対応する地震であると判断しています。
予測していた「発生時期:1月15日±5日」「規模:M4〜5」という条件の中に、今回の地震は収まっています。

一方で、想定していた「埼玉県南部直下・震度3〜4程度の揺れ」には至りませんでした。
これは、震源が想定より東側かつ深部であったことにより、地表での揺れが弱まった可能性が高いと考えています。

前兆波解析が示した評価結果

今回の事例を整理すると、次のように評価できます。

  • 発生時期のレンジ:整合
  • 規模のレンジ:整合
  • 震源位置・揺れの強さ:一定の誤差あり

前兆波解析は、地震発生直前に現れる「破壊核形成信号」を捉える技術です。
そのため、地震が発生する流れやエネルギーの規模については把握できますが、最終的な破壊位置や地表での揺れ方については、地質構造や応力分布の影響を受け、誤差が生じる場合があります。

重要なのは、前兆波が「地震が起きる可能性が高まっている状態」を事前に捉えていた点です。

高島式地震予知のビジネスとしての可能性

高島式地震予知は、研究用途にとどまらず、防災・減災分野における実用的なビジネス展開が可能な技術だと考えています。

具体的には、次のような活用が考えられます。

  • 自治体向け:防災判断や注意喚起の補助情報
  • 企業向け:BCP(事業継続計画)における警戒レベル運用
  • インフラ事業者向け:点検・巡回の前倒し判断材料
  • 保険・不動産分野:リスク評価の補助指標
  • 一般向け:前兆波に基づく有料情報配信サービス

前兆波観測技術はすでに特許化されており、実測データに基づく地震予知という点で、既存の地震情報サービスとは異なる価値を提供できます。

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