血圧の話になると、
多くの人が無意識にこう考えています。
「高いか、低いか」
「基準内か、基準外か」
確かに血圧は、
高血圧や低血圧といった病気の判断に使われる数値です。
そのため、二択で見る習慣が身についているのも無理はありません。
しかし、
これまで「未病を数値で読む」シリーズで整理してきた通り、
体調の変化は、
必ずしも「異常値」という形では現れません。
むしろ多くの場合、
数値は基準内のまま、
体感だけが先に変わり始めます。
ここに、
血圧を二択で見続けることの限界があります。

「高くない=問題ない」では説明できない体調の変化
例えば、
血圧が130/85の人と、118/76の人がいたとします。
どちらも、
医療的には大きな問題はありません。
しかし現実には、
・疲れやすい
・眠りが浅い
・気分が安定しない
といった体調の差が出ることがあります。
この違いは、
「高血圧かどうか」だけでは説明できません。
なぜなら、
血圧は単独で存在する数値ではなく、
その人の生活、ストレス、回復力、リズムの乱れなどを
まとめて反映した結果だからです。
つまり、
血圧は体調の結果であり、
体調そのものではありません。
二択で見るほど「変化」は見えなくなる
血圧を
「高い/低い」
「異常/正常」
だけで見ていると、
数値が基準内にある限り、
変化はすべて見過ごされます。
しかし未病の段階では、
重要なのはここです。
・以前より上がりやすくなっていないか
・日内変動が大きくなっていないか
・回復に時間がかかるようになっていないか
これらはすべて、
「異常値」ではありません。
けれど、
体のバランスが崩れ始めているサインとして、
確かに血圧ににじみ出てきます。
二択で見るほど、
こうした微妙な変化は切り捨てられてしまいます。
未病の段階では「どんな状態か」を読む必要がある
未病とは、
病気ではないが、
体が本来のバランスから少しずつ外れ始めている状態です。
この段階で必要なのは、
診断名ではありません。
必要なのは、
「今、体がどんな状態に傾いているか」という理解です。
・緊張が抜けにくい状態なのか
・回復が追いついていない状態なのか
・負担が一部に偏っている状態なのか
血圧は、
こうした状態を直接教えてくれるわけではありません。
しかし、
その影響を受けた結果として現れる数値です。
だからこそ、
血圧を読むとは、
数値そのものではなく、
背景にある体調の傾向を読むことになります。
東洋医学は血圧をどう捉えてきたか
東洋医学では、
体調を一つの数値や臓器で切り分けません。
体全体の働きのバランス、
偏り、流れとして捉えます。
この考え方では、
「高いか低いか」よりも、
「どこに無理がかかっているか」が重要になります。
血圧も同じです。
・緊張が続くことで上がりやすくなる
・疲労が抜けず変動が大きくなる
・回復力が落ち、安定しなくなる
こうした状態を、
東洋医学では体全体のバランスの乱れとして見てきました。
東洋医学の視点で血圧を見ると何が変わるのか
五行の考え方は、
体調を五つの働きのバランスとして整理します。
血圧を
「高血圧かどうか」で終わらせず、
「どの働きに負担がかかっていそうか」を考える補助線になります。
この視点を使うと、
同じ血圧値でも、
意味の読み取り方が変わります。
・なぜ最近上がりやすいのか
・なぜ安定しなくなったのか
・なぜ以前より疲れを感じるのか
血圧が、
単なる判定材料ではなく、
体調を理解するためのヒントに変わります。
五行ドクターが目指している血圧の読み方
五行ドクターは、
血圧を「高い・低い」で終わらせるアプリではありません。
血圧という数値を起点に、
未病の段階にある体調の傾向を
できるだけ分かりやすく整理することを目的としています。
・数値は正常だが、何となく不調
・検査では説明されない違和感
・このままでいいのかという不安
こうした感覚を、
「気のせい」で終わらせないための
一つの読み替えツールです。
まとめ
血圧は二択ではなく「変化の言葉」として読む
血圧を
「高い・低い」だけで見る時代は、
すでに終わりつつあります。
未病の段階では、
重要なのは診断ではなく、
変化に気づくことです。
血圧は、
体調の変化を静かに映し出す数値です。
その意味を読み取るためには、
二択ではなく、
別の視点が必要になります。
それが、
「未病を数値で読む」という考え方であり、
五行ドクターが提供している視点です。
血圧を、
判断のための数値から、
自分の体を理解するための数値へ。
その一歩が、
未病対策の本質になります。

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※五行ドクターはセルフケア支援を目的としたアプリであり、医療機器ではありません。診断や治療が必要な場合は、必ず医師に相談してください。
本記事で触れた五行ドクターは、突然生まれたアプリではありません。
「脈診を科学する 五行ドクター開発の系譜」と題し、
ソニー脈診研究所で行われていた研究を起点に、
ソニー創業者の井深大、韓国の白熙洙(ペク・ヒス)医師、弊社技術顧問で五行アルゴリズムの発明者、高島充という三者の視点が、35年をかけて
どのように現在の五行ドクターへとつながっていったのかを、
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東洋医学の脈診を、
思想ではなく「測定と演算」の対象として扱おうとした試みが、
どのように始まり、なぜ終わらず、
どのように現代の未病管理へ引き継がれたのか。
五行ドクターの背景にある技術と思想を知りたい方は、
ぜひあわせてお読みください。
脈診を科学する 五行ドクター開発の系譜1-高島とSONY創業者井深大氏との関係 | 株式会社リキッド・デザイン・システムズ

