学会で発表する高島式地震予知とは?12月の地震予兆解析レポートの報告

学会で発表する高島式地震予知とは?12月の地震予兆解析レポートの報告

近年、日本列島では小規模地震が増加傾向にあり、研究者だけでなく一般の人々の間でも「地震の前兆を捉えることはできるのか?」という関心が高まっています。特に2025年12月には東日本を中心に震度1〜3の地震が複数観測され、前兆の有無に注目が集まりました。本記事では、高島式地震予知(破壊核形成信号の遠隔観測技術)の概要と、11月30日〜12月7日に観測された最新の前兆波解析結果を分かりやすく解説します。なお、これらの成果は2025年12月21日に開催される地震予知学会(Earthquake Prediction Society of...
GNSS地殻変動解析・高島式地震予知比較+今週の地震予知

GNSS地殻変動解析・高島式地震予知比較+今週の地震予知

地震発生メカニズムの理解と予測技術の高度化は、防災科学における重要な研究領域です。近年注目を浴びているGNSS(GPSを含む測位衛星システム)による地殻変動観測は、地震発生場の長期的な力学状態を把握するために世界中で運用されています。一方、岩石破壊時に発生するアコースティック・エミッション(AE)の超低周波成分を捉え、巨大地震直前の「破壊核形成信号」を観測する高島式地震予知は、従来とは異なる直前予知型のアプローチです。両者の比較を通して、2つの技術の違いを分かりやすく説明し、加えて、今週の東日本の地震予知をお知らせします。 1....
占い師ラブミードゥ氏が予言した“11月の危険日”と、実際に観測された地震の前兆は?

占い師ラブミードゥ氏が予言した“11月の危険日”と、実際に観測された地震の前兆は?

2025年11月について、占い師ラブミードゥ氏は、占いの観点から『今年もっとも自然災害が起こりやすい月』と予言しています。ラブミードゥ氏はこれまで地震・噴火・津波・大雨などの自然現象だけでなく、事故・通信障害・突発的ニュースまで、時期を的確に示すことで高い注目を集めてきました。 ラブミードゥ氏が発信する“揺れやすい期間”は以下の3つです。 ・11月11日〜16日:地震・火山活動がピークに・11月18日〜22日:災害+通信障害が重なる期間・11月25日〜27日:再び災害エネルギーが強まる日...
【最新地震解析】11月中旬の埼玉県南部で前兆波を複数検出

【最新地震解析】11月中旬の埼玉県南部で前兆波を複数検出

―11月下旬にかけて M3〜5 クラスの地震発生に注意 はじめに ― 「地震最前線」とは何かをやさしく解説 日本列島は世界でも有数の“地震の最前線”に位置しています。気象庁のパンフレット『地震最前線』では、日本の地下で何が起きているのかをとても分かりやすく解説しています。日本の地下には複数のプレート(地球の外側を覆う巨大な岩盤)が存在し、特に 太平洋プレート フィリピン海プレート...
【最新地震解析】埼玉南部で確認された前兆波 ―11月中旬に関東でM4クラスの可能性

【最新地震解析】埼玉南部で確認された前兆波 ―11月中旬に関東でM4クラスの可能性

仙台観測点は不具合、岩手沖の地震は観測外に 2025年11月9日夜、岩手県沖でマグニチュード5.2の地震が発生しました。震源の深さは約40km、最大震度3を観測しています。今回は仙台観測点の地震前兆波観測装置に一時的な不具合が発生しており、破壊核形成信号(前兆波)の計測が行えませんでした。そのため、岩手沖の地震は高島式地震推定技術による事前検知の対象外となりました。...